2023年6月、ビジネスでソウルを訪れた際の出来事です。
打ち合わせを終え、スターバックスでコーヒーを飲んでいると、周囲の方々好んで食べている見慣れないメニューがありました。
正体は「トンカツサンド」
日本でお馴染みのメニューがソウルでどう広まっているのか興味を持ちました。
ソウルでスターバックスでの意外な出会い
日本でもお馴染みのスターバックス。
ドリンクのみならず、店頭に並ぶ様々なフードのラインナップは性別・世代を超えて好まれています。
そんなソウルのスターバックスで目にした見慣れないサンドイッチが「トンカツサンド」、ソウルのスターバックスでは人気の商品のようで、多くの方が食べていました。

ソウルのスターバックス トンカツサンドの味わい
ソウルのスターバックスのトンカツサンドの味わいは日本のトンカツサンドにとても近い、ソースの味わいが口に広がる、そんなサンドイッチでした。2人で分け合っているような、そんな方も多数目にしました。

ソウルの街角での発見
その後、ソウルの街を散策していると、どこを見てもトンカツのお店や広告が目に入ってきました。中には、日本の伝統的なトンカツスタイルから、韓国風の辛子や調味料を取り入れたオリジナルのアレンジを提供する店も。
実際に味わった韓国のトンカツ
私が訪れたのは汝矣島(ヨイド、여의도)にある、ザ・ヒュンダイソウル(The Hyundai seoul)の地下に広がるフードコートのトンカツ専門店。
デミグラスソースのような、そんな味わいのソースが特徴的な一皿です。
日本のトンカツとは異なり、ご飯やキャベツが少なめな大きなプレート料理です。

ソウルのトンカツブームの背景
ソウルでトンカツが流行っている背景には、サムギョプサルのように豚肉を消費する文化があり、質の高い豚肉が手に入りやすいこと、フライドチキンのような肉を揚げる食文化があることなどから、トンカツが流行りやすい素地があったこと。
さらには、訪日観光客の増加により、日本のおいしさを実際に味わう方が多く、韓国でもそのおいしさを手軽に食べられるようにしたい、そんな観点からも流行っているように思えます。
韓国のトンカツブームから学べること
韓国で流行るトンカツブームからは日本が学べることはたくさんあります。
日本のトンカツの形からは想像できないようなアレンジメニューであったり、オプションメニュー、さらにはデザート・ドリンクのメニューなども「トンカツに合わせることができる新しいメニュー」として大変参考になります。
また、ソウルの人気のトンカツ店舗をケースに、韓国の方が好むトンカツメニューを理解すれば、多くのインバウンド需要を獲得することもできる可能性が広がります。
東京から飛行機で2時間、福岡からであれば1時間で訪れることができる韓国のトンカツ文化を引き続き見ていきたいと思います。
参考リンク
The HYNDAI Seoul
The HYNDAI Seoul はソウル、汝矣島にある2022年にオープンしたばかりの新しい百貨店です。フードコートの充実は一見の価値ありです。

リンク先 The HYUNDAI Seoul
スターバックス コリア

日本でもお馴染みのスターバックスは韓国でも大人気。ソウルの街中いたるところにスターバックスはあります。中でも少し観光気分を味わえるおすすめの店舗は「ソウルウェーブアートセンター」と呼ばれる場所で、ソウルの中心地を流れる漢江(ハンガン)に浮いているような場所です。
リンク先 スターバックスコリア